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ヤンキーびびる




591 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/28(金) 01:32:27 ID:mgic8pUzO
今から六年くらい前、社会人テニスサークルの合宿でのことです。サークルにはヤンキーキャラ公務員K君というメンバーがいました。
夜、部屋で宴会していて怪談話でわいわい盛り上がってました。
しかし、基本怖いもの無しのヤンK君はつまらなかったようで、黙って独りで呑んでました。
みな一通り自分の持ちネタを披露したので、『あとはKだけだよ』と聞くとヤンKは『う~ん。俺霊感とかねーし。』
それでもしつこく催促すると『あ。こないだこんなことあった。』
と淡々と話始めました。

593 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/28(金) 01:33:31 ID:mgic8pUzO

ヤンK君の話はこんな内容でした。

ちょっと前に出張で止まったホテルでのこと。
仕事が予想外に手間取り、チェックインが深夜になりました。疲れたヤンK君はすぐ寝ようと、シャワーも浴びず着替えました。
そして、さあ寝ようと、綺麗にベッドメイクされ、ベッドにぴったり貼り付いた毛布を、よっこらしょ、と引き剥がすと。

毛布の裏には長い黒髪がびっしりと張り付いていました。
それはまるで、一人分の髪の毛を全て毟ってまぶしたかのようでした。



594 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/28(金) 01:35:26 ID:mgic8pUzO



そこで短気なヤンK君は、手入れが行き届いてないと怒りました。
怒ったヤンK君はすぐさまフロントへ電話しました。

フロント『はいフロントです』
ヤンK『このベッド。毛布の裏毛だらけなんだけど!』
フロント『申し訳ございません、お客様。すぐ「部屋」をお取り替えしますので。』

ここで初めてヤンK君は怖くなったそうです。

たったこれだけのことでなんですぐ部屋替える話になるんだ、と。


ヤンK君曰く『あれはちょっと怖かった』

終わり
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2018-04-10 18:11 : 怖い話・都市伝説 : コメント : 0 :
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