お釣り

中学生の頃の話。

俺がいつものように塾の帰りに近所のコンビニで買い物を済ませて外に出ようとしたその時。
突然店員さんが俺に近づいてきてこう言った。

「すいません、お釣り忘れていますよ」
俺はハッとしたのだが、良く考えるとお釣りを忘れた覚えはない。
そもそも実際はマンガを立ち読みしてただけで結局買い物はしないでそのまま出てきてしまったはずでは…

俺が何かの間違いであるという旨を伝えようとすると店員さんは俺を強引に奥の休憩室にひっぱっていった。
「いきなり、ごめんね、でも」

女の店員さんだったんだが、休憩室の中で俺に事情を説明してきた。
なんでもその店の防犯モニターには平然と女の幽霊が写るらしく。
俺が店の商品を物色してる間もずっと俺の前方で手招きをしていたらしい…

そして俺が店を出ていこうとした時女は俺を外に引きずり出すかのように激しく手招きをはじめたらしい。
そこをなにかあったら大変だと思った店員さんが引きとめてくれたのだということだった。
正直、綺麗な店員さんだったので俺もウヒウヒしていたのだが…

話しを聞いてる後ろでモニターに悔しそうに顔を歪める女の顔が写ったことは店員さんには秘密にしておいた…
関連記事
2017-02-27 12:26 : 怖い話・都市伝説 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

PR

検索フォーム

メールフォーム

PR