彼女の三本目の手


「私、手が三本あるの」とマジメに言われたことがあります。
初めて付き合った彼女だったので浮かれていたのもありますけど、
思いっきり恋愛感情も常識も吹き飛びました。
もちろん目に見える手はありませんでした。

ただ、それだけなら「頭の変な子」で終わるのですが、親も話が合っているのです。
それでもまだ「ああ、本人を混乱させないためかな」と、思えたのに、その母親が、
「私も慣れるまでは大変で、その後、あんたに受け継がせるまで大変だったわよ」
と彼女に話をふり、それを笑いながら聞いている彼女を見てたら怖くなりました。

極めつけが「私も次の世代に受け継がないとね」と微笑んだときは、
かわいいはずの彼女の顔が気持ち悪く見えたほどです。
さすがに生理的にも気分が悪くなったので、数日後やんわりと断って別れました。

中学を卒業するまで無言電話をかけられたけど、
ある日、「しかたがないから他の男を探すことにするわ」の電話があって、
その後はもう今に至るまで何もありません。

ただの電波女と言えばそれで終わりなのですが、
「他に男を見つけたから」が安全となった今になるとちょっと気になりますw
かわいいし、確かに身体に触っても怒るどころか笑うようなタイプだったので、
男には困らないでしょうし。今でもときどき思い出すなあ。あれは悪魔だ
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2017-05-09 18:13 : 怖い話・都市伝説 : コメント : 0 :
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