知らないうちに


怖いかわからないけどさっきあった話。

最近どうも体調が悪く、大学の授業にも遅刻する事が増えた。
胸が圧迫されるような感覚があって、吐き気が出たり、集中できなかったりで、
ついに胸に刺すような痛みが出た。
持病があるわけでもないしなんかただ風邪ひいたって感じでもなかったから、
たまたま遠出して帰ってきた母親に聞いてみたんだ。
特別信じてるわけじゃないが、母はチャクラだのが見えるとかで、
個人的にヒーリングみたいなことをしてる。
で、餅は餅屋かと思ってそれを頼んでみた。

母の話だと胸のあたりに一つチャクラがあるらしくて、そこのヒーリングを始めた。
「なにこれ?」
急に顔が険しくなった。
「なんかドス黒い?何かがある?と言うか取り憑いてる」
そう言って刺さってる何かを慎重に抜き取る仕草をした。

「ねぇ、髪の長い女の知り合いっている?」
唐突に聞かれたが心当たりはない。
「あなたは誰ですか?どうしてここにいるんですか?」
そう言って今度はいない誰かに向かって話し始めた。
「あなたの話を聞いてあげます。話したらここから出て行きますか?…話してください」
そして、しばらく沈黙。
「…わかんないなぁ」
そう言うとまた何かを取るような仕草をして、ヒーリングを再開した。

あとから聞いたら、事故死した女の霊が憑いてた。
だいたい二週間前くらいから憑いてた。
俺なら理解してくれる、受け入れてくれると思って取り憑いた。
他にも鬼とかが憑いてた。
俺は能楽をやってるんだが、そのイメージに引き寄せられたらしい。
あんたは優しいからそういうのが引き寄せられる。心を無防備に開いたらダメだ。
と言っていた。
確かに遅刻が増えたのは二週間前くらいからで、
今練習してる能楽の舞は鬼の話、先週の稽古では先輩から鬼らしかったと言われてた。

これで終わりなんだが、
ようは自分の知らないうちに取り憑かれるってこともあるのかもねって話です。
おしまい
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2017-06-01 12:06 : 怖い話・都市伝説 : コメント : 0 :
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